「薬屋のひとりごと」のテレビアニメの放送が始まりましたね。
管理人も一時期電子コミックの広告がたくさん表示されていたころに試し読みでどハマりして、発売中の漫画は全巻持っています・・・!
そんなわけで筆者もさっそくテレビアニメ3話イッキ見しました。
※現在放送中、配信済みの範囲のみですが本記事は一部ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意ください!
イラストも美しく、ストーリーが面白いのは言わずもがな。
猫猫(マオマオ)が連れ去られる前後のシーンや1話で下女が集められるシーンの猫猫の後ろ姿、3話最後の芙蓉妃(ふようひ)と武官のシーンのように漫画でさらっと出てきた部分に細かい描写が追加されているのもアニメならではですね!
さてそんな「薬屋のひとりごと」は後宮に勤める官女猫猫(マオマオ)が王宮内で巻き起こる事件の謎を薬学の専門知識で解いていく・・・というストーリーなのですが、後宮が舞台になっているので作中に出てくる言葉の意味がわからない!という声があるようです。
私も後宮関連の作品はよく観るのですが、今回作中に知らない言葉があったので調べてみました。
下賜(かし)の意味とは?
まずはタイトルにもある下賜(かし)の意味から解説していきます。
テレビアニメ3話はとある女性が壬氏から『下賜』となることを言い渡され、それを受け入れるシーンから始まります。
そこで下賜の意味を調べてみると、
高貴の人が、身分の低い人に物を与えること。
goo辞書
とあります。この時点ではこの女性が誰なのかもわからないのですが、
作品が進んでいくとこの女性が芙蓉妃(ふようひ)という帝の側室であることがわかります。
なので、ここでいう下賜とは”芙蓉妃が帝から武官へ功労として渡されることになった”ことを表しています。
建前上は”帝が臣下の功労に報いる為に自分の姫を贈る”という形ですが、実際はそこで寵妃(ちょうひ)を下賜することは珍しく、たくさんいる側室の中からあまり帝の寵愛を得られなかった女性が武官に下賜されることが多かったようです。
帝の子を成すことを目的とした後宮の妃の立場においての下賜はクビと同義です。
3話の冒頭で芙蓉妃が下賜されると聞いて侍女がショックを受けていたのにも納得です。
ここまで下賜について解説しましたが、解説をする際にも役職や難しい単語が出てきてしまったので次項ではそちらを解説していきたいと思います。
作中に出てくる言葉とその解説【〜3話】
1〜3話までざっと観て全く後宮関連作品を見たことのない方が気になる言葉はこんな感じでしょうか・・・?
帝(みかど) | 皇帝の称号のある君主。天下を治める最高の支配者。 |
御子(みこ) | お子様。貴人の子の尊敬語。 |
寵愛(ちょうあい) | 特別に大切にして愛すること。非常にかわいがること。 |
男子(おのこ) | 男の子。むすこ。 |
吾子(あこ) | 我が子。自分の子。 |
医官(いかん) | 医師の資格を有する官吏。 |
卑賎(ひせん) | 地位、身分が低いこと。人としての品位が低いこと。『…の生まれ』 |
やや子(ややこ) | 赤子。赤ん坊。 |
尚服(しょうふく) | 衣服に関わる仕事。服飾、器物の管理。 |
妓女(ぎじょ) | 遊女もしくは芸妓のこと。娼妓、娼女という呼称もある。 |
侍女(じじょ) | 上流階級の婦人に個人的に仕えて雑用や身辺の世話をする女性。 |
乳母(うば) | 生みの親に代わって乳(ちち)を与え、世話をする人。 |
寵妃(ちょうひ) | 君主などから特別に寵愛を受けた夫人。 |
武官(ぶかん) | 軍事を任務とする官吏。 |
文官(ぶんかん) | 武官以外の官吏。 |
御目通り(おめどおり) | 身分の高い人にお目にかかること。 謁見(えっけん)、拝謁 |
御手付き(おてつき) | 主人が侍女・女中などと肉体関係を結ぶこと。 |
妓楼(ぎろう) | 芸妓や遊女を置いて客に遊興させることを業とする店。 |
身請け(みうけ) | 遊女などの身の代金や前借金などを代わって払い、その勤めから身を引かせること。 |
武勲(ぶくん) | 戦争で立てた手柄。武功。 |
今は馴染みのない言葉も多いので、原作を知らない方からすると慣れるまでは少し難しいかもしれないですね。
ここまでで一旦新しいワードはあまりたくさん増えないと思います・・・多分。
ここまでTVアニメを観て続きが早く知りたい方、4話は発売中の漫画だとちょうど2巻からです。漫画は既に12巻まで発売してますので、だいぶ先まで楽しめますよ〜!
まとめ
本記事では「薬屋のひとりごと」に出てくる『下賜(かし)』の意味と、その他の難しい役職、言葉についてまとめてみました。
薬屋のひとりごとを楽しむ方の参考になれば嬉しいです!
また何か気になることがあれば更新したいと思います。